舌突出癖(その1)

物を飲み込むとき、舌は無意識に上あごに押し付けられ、噛んだものをノドに送ります。 ところが、舌が挙がらず、上下の前歯の間から舌を突き出してゴックンする人がいます。(唇は閉じているので、外からは見えません。)このような舌の動きを「舌突出癖」といい、次のような特徴がみられます。 □お肉が飲み込めない(子どもの場合) □いつも口が開いている □口唇が荒れている □発音が不明瞭(サ行・タ行・ラ行) □飲み込むときに、下唇の下がウメボシのタネのように固くなる □食べるのが早い(丸飲み)、または、いつまでも噛んでいて食べるのが遅い □クチャクチャ音をたてて食べる □ひと口の量が多く、ほおばる □姿勢が悪い(猫背) 舌突出癖の人は口呼吸であることが多く、発音、そして歯並びにも悪影響を及ぼします。