

中学生・高校生は大人の矯正

何歳からがおとなの矯正になるのでしょうか?
子どもの矯正とおとなの矯正の治療方法は、年齢で分けられているのではありません。乳歯が全て永久歯に生え変わった時点で、おとなの矯正治療となります。
ですから、小学校5~6年生でも全て永久歯に生え変わっていれば、もうおとなと同じ治療方法になります。
中高生の矯正治療は、もう子ども向けの治療ではありません。治療方法は基本的におとなと同じになります。
大人になってはじめるよりも、中学生・高校生の矯正治療のほうが効果的
小児歯科専門医の当院では、こどもの矯正治療をするケースが多いのですが、小学生のおこさんも小児歯科でたくさんいらっしゃるため、永久歯に生え変わったお子さんの矯正治療も多く、中学生・高校生になっても続けて治療を行っています。その経験から、乳歯の段階ではなくても、中学生・高校生の段階で矯正治療をはじめるほうが大人になって治療するよりも何倍も良い矯正治療ができます。 1.中学生・高校生は成長期 大人の矯正とはいえまだ成長期なので、歯が動くキーポイントの『歯根膜』が若くて弾力があり、歯を動かし易いのです。 2.歯周病や虫歯治療による歯の被せ物など、矯正治療の障害が少ない 歯周病や深い虫歯がある場合、その治療をしてから矯正治療に入ります。若ければ若いほど歯周病のリスクは低く、虫歯が深くなって何本も治療を必要とするリスクも低くなります。
中高生にはたくさんのメリットが!
中高生はおとなの矯正ということになりますが、30代や40代以上の人とまったく同じ治療方法というわけではありません。歯を動かすということは、実は歯を取り囲んでいる「骨」を改造するということです。歯に力をかけることによって接している骨を吸収させ、その結果、押された方向へ歯が動き、もとの場所には骨の再生が起こります。若いうちは骨がまだ柔軟なため改造が起きやすいのですが、歳をとるほど骨の改造が起きにくくなり、歯は動きにくくなります。
そのため、まったく同じ歯並びでも、高齢になると歯の動かし方に制約が出てきて、若い時と同じ治療方法ができなくなってしまう場合があります。
また、歳をとってから矯正を行うと、歯グキがやせて歯の根元に隙間ができてしまうことがあります。
つまり、
①中高生のうちはまだ歯が動きやすく、理想的な歯並びをつくりやすい。
②歯が動きやすいので、歯を抜かずに矯正できる可能性がある。
③矯正で歯グキがやせてしまうことが少ない。
②歯が動きやすいので、歯を抜かずに矯正できる可能性がある。
③矯正で歯グキがやせてしまうことが少ない。
中学生・高校生が矯正治療をやらない理由
中学生・高校生が矯正治療に踏み切れない理由は、第1位 見た目が気になる
第2位 痛くないか心配
第3位 食事がしにくそう
そこで、当院ではインビザライン(マウスピース矯正)をお勧めしています。
第2位 痛くないか心配
第3位 食事がしにくそう