舌突出癖(その2)

舌突出癖は「乳児嚥下」といって、赤ちゃんが授乳するときの舌の動きが残ってしまったものです。通常は食べ物を噛んで飲み込むとき、無意識に舌を上あごに押し付け、ノドの方に送り込んでいます。これを「成人嚥下」といいます。
乳児嚥下は生まれつき備わっている反射行動ですが、成人嚥下は学習して身に着けるものです。生後約半年から3歳ぐらいまでのあいだ、離乳食によって成人嚥下を徐々に学習していきます。
ここが大事なのですが、その子の学習度合と歯の生え方に応じて離乳食を変えていく必要があります。決して月齢だけで離乳食を進めてはいけません。
例えば、奥歯がまだ生えていないのに、歯グキではつぶしきれない、繊維が残るようなもの(ゆでたモヤシやゴボウなど)をあげてしまうと、そこで学習が止まってしまい、成人嚥下を獲得できなくなります。